なや美
そんな疑問に答えます。
勉強していると「あれ?もしかしてこの勉強法って効率悪いかも・・・。」って不安になったりする事ってありますよね?
もしくは「本当にこの勉強法で正しいのかな?」と自信を持てなくなっちゃったりする事もあると思います。
僕も勉強をしている時そういった不安を感じる事が多くありました。
なのであなたが不安になる気持ちも理解できます。
ですが幸いにも今の時代は科学が発達して良い勉強法と悪い勉強法がすでに判明しています。
ですからもう悩む必要ってないんですよね。
そこで今回は『間違っている悪い勉強法って何?』というテーマでお伝えしていきたいと思います。
この記事を読めば今まで自分がやっていた勉強法が悪くないかをチェックすることができて良い勉強法についても学ぶ事ができます。
ぜひ最後まで読んで行ってくださいね。
世の中にはいろいろな勉強法が出回っていますが「ホントにそれ根拠ある?」という物もあったりします。
また、良い勉強法とされていたものも実は悪い勉強法だったというパターンもあります。
なのでご自身の勉強法と照らし合わせながらご覧ください。
今回ご紹介するついついやっちゃう悪い勉強法は9つです。
- 高すぎて達成が困難な目標設定やスケジュール設定
- 無計画に勉強を始める
- 答え合わせが不十分
- ノートをキレイにまとめる事が勉強だと思っている
- 参考書やテキストを読むことが勉強だと思っている
- 覚えたい部分にアンダーラインを引く
- 語呂合わせで覚えるだけで終わらす
- 忘れる前に復習する
- 得意科目だけ時間をかけちゃう
- 色々な勉強法を試しては別の勉強法をしちゃう
- 長く勉強をやれば良いと思っている
以下で詳しく解説していきます。
悪い勉強法としてよくありがちなのはこんな目標設定です。
なや美
なや美
こんな感じで無理な目標設定をしてしまうのはNGです。
なぜかというと人間は自分が達成可能だと思える目標でないとやる気が出ないからです。
ちょっと極端かもしれませんが『日本一のお金持ちになる』とか『オリンピックに出て金メダル取る』とかいきなり非現実的な目標を立ててもピンと来ないですしモチベーションも上がらないですよね?
でも次の試験で赤点だった人がオール70点を取る。
という目標だったらどうでしょう?
なんか頑張ればできそうな気がしてやる気になっていませんか?
ですから目標は現実的で達成が可能な範囲で設定しましょう。
スケジュールも無理のない範囲で現実的な予定を組みましょう。
詳しくは勉強の正しい目標設定の方法|成績表を破り捨てたい人でも30点アップ!!という記事で勉強の目標設定の方法が学べます。
割と大事。
上記とは逆でなんとなくの気分でやるのもNGです。
なや美
みたいな感じだと成績はまったく伸びません。
まずは次に受ける試験を想定してその試験の目標から逆算して予定を立てるようにしましょう。
- 次のテストはオール70点を目指そう。
- オール70点を目指すならこういう計画にしよう。
みたいな感じです。
勉強ができる人は1日毎の予定をしっかり立てていて勉強ができない人はなんとなくやってしまっている人が多いです。
ですから勉強の正しい目標設定の方法|成績表を破り捨てたい人でも30点アップ!!という記事を参考にまずは計画をしっかり立てる事から勉強を始めましょう。
よく問題集を解いたら解きっぱなしという人がいますがこれも悪い勉強法です。
さすがに答え合わせをしない人というのはいないかもしれませんが、答え合わせをした後に『なぜ正解してなぜ間違ったのか』まで考える人って少ないです。
ですので答え合わせをしたら必ず『なぜ正解したのか?間違ったのか?』まで考えるようにしましょう。
なや美
それが悪い事なんだね。
でも何で?
理由としては正解した問題の中にも『中途半端な理解』のまま正解してしまった問題も含まれている可能性があるからです。
なぜ正解したのか分からないままでいるといざ本番になってからミスしてしまう可能性が高まってしまいます。
テニスの練習でも何度か打っているうちにたまたま真っすぐポールが打てたら「なぜ真っすぐ打てたんだろう?」と考えてそれを繰り返す事で本当に真っすぐ打てるようになってくるものです。
勉強も同じで正解したからこそきちんと「なぜ正解したのか」を考えてみましょう。
間違った問題もほったらかしにせずにすぐに調べたり後日先生に聞いたりするなどして放置しない様に心がけましょう。
よくノートをめっちゃ綺麗にまとめている人がいますよね。
でもキレイにノートをまとめるのは時間の無駄でしかなく効率の悪い勉強法なのでやめましょう。
なや美
ノートを取る目的はそもそも後々で要点を覚えやすくするために書く物です。
なので要点さえ書きこまれていればキレイに取る必要はありません。
キレイにノートにまとめるとなんだかすごく達成感もあるし一生懸命勉強したような気になってしまいますよね?
でもそれは間違いです。
でも勉強とは覚える事です。
キレイにまとめる事ではありません。
なのでノートはあくまでも備忘録であるという事を心得て本質を見失わないようにしましょう。
参考書やテキストを読みこむのは一見すごく勉強していて頭に入っている様な感じがしますがこれも悪い勉強法です。
実は人間はインプット(入力)とアウトプット(出力)を繰り返して記憶していくようになっています。
なので『インプット→インプット→インプット・・・』ではアウトプットが全くないのでかなり非効率です。
実はこのインプットとアウトプットをどれくらいの比率でやれば最も効率的なのかという事はすでに脳科学で判明しています。
勉強のインプットとアウトプットの秘密をバラす|学習効率最大化という記事を読めばどれくらいの時間を参考書やテキストを読む時間に充てて、どれくらい問題集を解くなどのアウトプットの時間に充てれば最高の効率を得られるのかが分かりますので参考にどうぞ。
おそらく100人いたら100人がやったことがあろう勉強法としてテキストの重要な部分にアンダーラインを引くといったものがありますよね。
でも実はこれは多くの心理学者が『ただの気休め』と言い放つほど意味のない勉強法だったんです。
なや美
なんで悪い勉強法なのかな?
テキストや参考書にアンダーラインを引くと「あっこれは大事な事なんだな」と自動的に脳が判断します。
ですが一度チェックしたことにより安心感が生まれてしまい、そのせいで脳が満足してしまうんです。
もう少し深く解説すると脳はあくまでもアンダーラインが引いてある所に対して「重要な情報があるんだな」と認識をしただけであって「この情報は覚える価値がある」とまでは判断してくれないという事です。
もうひとつアンダーラインの罠があります。
それは『ついアンダーラインに注目してしまい、その他との関連性や背景など体系的に覚えにくくなる』
という欠点もあります。
例えば『1853年ペリーの黒船来航。アメリカの提督ペリーが浦賀に来航し開国を迫った。』という部分にアンダーラインを引いたとします。
こうすると「1853年、ペリー、黒船、開国」というキーワードに注目してしまいますよね?
でも大事なのは当時の日本がどんな状況になっていてなぜペリーが来ることになったのかという大きな歴史の流れを掴む事です。
アンダーラインを引いてしまうとその部分だけに注目が行ってしまい全体像を把握しにくくなってしまいます。
これだと応用問題が出た時に対応できないですよね。
だからアンダーラインやハイライトは悪い勉強法だったんです。
よく年号だったり元素記号だったりなどを語呂合わせで覚える勉強法は良い勉強法として紹介されていることがありますが実は悪い勉強法です。
なや美
語呂合わせ自体はダメじゃないんですよね。
暗記法としてはとても良い方法です。
実際に暗記を効率よくしていく事は全然可能です。
ですが上記でお伝えした通り他との関連性が分からないとただの使えない知識として覚えてしまう事になります。
『嫌!ゴミ、1853ペリー来航』とか元素記号の1~10番を「水兵リーベ僕の船」って覚えたりしますよね。
でもこの方法で覚えても『1族の元素にはどんな特徴があるか?』と聞かれても答えられないですよね。
なので語呂合わせだけに頼ってしまうのは関連性も分からず応用も効かないので悪い勉強法だったんです。
語呂合わせを使う際は必ずその意味だったりそれに関連したものも同時に覚えていくように心がけましょう。
よく勉強している時に陥る心理として
なや美
って思う事ありませんか?
確かにせっかく覚えたのに忘れてしまったらショックですし嫌なので忘れない様に何度も繰り返し復習したくなってしまう気持ちは分かります。
ですが実は人間の記憶は『忘れた記憶を思い出そうと努力することで定着しやすくなる』という性質があります。
なので忘れないうちに何度も復習をすることは非効率なんです。
なので「house、house、house・・・。」と何度も書きまくって覚える方法はやめた方が良いという事なんですよね。
ですから記憶に定着させるために一回時間を空けて忘れた頃に復習をするという事を心がけていきましょう。
そもそも1回で全てを覚えようとするのは絶対に無理ですからね。
具体的な方法は勉強を覚える効率の良い復習のタイミングとは?2度と忘れない学習法という記事で解説しています。
ちなみに辞書に載っている最も長ーい英単語は
「pneumonoulttamicroscopicsilicovolcanoconiosis(ニューモノウルトラミクロスコーピックシリコヴォルケーノコニオシス)」
という単語だそう。
意味は超微視的珪質火山塵肺疾患という病名らしいです。
もはや文章ですね。
苦手教科ってやりたくないですよね。
なのでついつい意識していなくても得意教科の勉強をしてしまいがちです。
ですがこれも悪い勉強法です。
なぜかというと得意教科を伸ばしていくよりも苦手教科を伸ばしていく方が圧倒的に努力のコスパが良くリターンも大きいからです。
90点取っている科目を頑張って伸ばしたとしてもMaxで10点しか伸びませんよね?
でも50点しか取れなかった科目を頑張ればMaxで50点の伸びしろがある訳です。
ですからついつい得意科目をやってしまいがちな所を意識して苦手科目に重心を置くことでさらなる成績アップが期待できるようになります。
74万人が使っている大人気勉強アプリ『スタディサプリ』を使うと苦手科目も楽しくなるかもしれません。
なや美
やれって言われても無理!
と思う人もいるかと思います。
そんな人は勉強の苦手科目を克服して得意科目にしてしまう5つのズルい方法という記事が役立つかなと思います。
こちらの勉強をゲーム化する4つの方法|勉強ドラクエ化計画で成績アップという記事も人気でよく読まれています。
今はネットや書店に「なんとか勉強法」みたいな形で色々な勉強法が公開されていますよね?
中にはこんな悪い勉強法紹介して大丈夫なの?と疑ってしまうものも混じっているのも現状です。
勉強が上手くいかない人が陥ってしまう心理として「何か魔法の様な勉強法があるはずだ」と思って色々な勉強法に手を出してしまう事が結構あります。
でもそんな方法はありませんし本質ではありません。
それどころか「勉強の為の勉強法の勉強」みたいな良く分からない事をしてしまっている可能性すらあります。
ですから科学的にきちんと証明されている勉強法1本に絞って勉強することが非常に大事です。
実際にインディアナ大学の研究で成績の良い生徒は色々な勉強法に惑わされずにたった一つの原理に基づいて勉強していたとの事。
つまり大事なのは何か一つの勉強法を信じてそれを貫く事です。
1つの勉強法があればそれ以外は必要ありません。
幸いにも今は脳科学や心理学がかなり発展していて科学的根拠のある勉強法はすでに解明されています。
ですから何か一つだけ自分の勉強法を見つけてそれを信じて勉強に取り組みましょう。
もし迷ったら全国から人気も実績もある講師が動画を配信してくれるスタディサプリという勉強アプリが良いかなと思います。
>>スタディサプリのメリットや口コミを紹介|成績UPや志望校合格へ
スタディサプリ利用者から多数もの難関校へ合格している人がいますしね。
ちなみに個人の主観が入っている勉強の体験記だったりは信じないようにしましょう。
『僕はこの方法で東大に入りました』的なやつですね。
きちんと研究者のお墨付きがある勉強法を試しましょう。
科学的に証明された勉強法は万人に開かれた窓ですから。
ちなみに勉強法に関して10冊以上読んだ僕がオススメしたい書籍をご紹介しておきます。
本記事の参考文献でもあります。
『最短の時間で最大の効果を手に入れる超効率勉強法』
図解が多いので読書初心者でも読みやすいです。
すぐ始められる様に実践しやすいようにまとめてくれているのも親切さを感じる1冊です。
『脳が認める勉強法――「学習の科学」が明かす驚きの真実!』
上の本と比べると難しく分厚いのでちょっと読書上級者向けの本です。
とはいえ人間の性質から脳の仕組みや具体的勉強法まで詳しく書かれているので個人的には勉強本の決定版みたいな印象の本です。
安心安定のダイヤモンド社ですしね。
勉強は長くやれば良いという考え方もNGです。
もちろん長さも大事ではあるのですがそれは質と集中力が伴っていなければ意味がありません。
勉強の効率を決める要素は『時間×質×集中力』です。
時間だけ引き延ばしてもそれで疲れてしまって集中力が付いてこなかったら意味がありません。
ですから長時間勉強するのではなく疲れる前にこまめに休憩をとる事をおススメします。
しっかりとONとOFFを切り替えながら勉強していきましょう。
集中力を保つ為にやって欲しいオススメの勉強のリズムや休憩法に関しては【実証済み】集中力を向上させる6つの方法【誰でも鍛えられます】という記事が参考になります。
今まで良かれと思っていた勉強法も実は悪い勉強法だったみたいな事ってあるんですよね。
なので本記事をきっかけに自分の勉強法を見つめなおして頂くキッカケになればと思います。
このブログでは科学的根拠に乗っ取った勉強法を50記事以上のボリュームで紹介しているので参考にして行ってください。
こちらでは勉強の効率を上げて成績をアップさせたり資格試験に突破するためのオススメの勉強法が学べる本を厳選して紹介しています。
無料で読める方法も紹介していますよ。
【無料あり】勉強法が学べるオススメの本6選【心理学者お墨付き】
他にも科学的に証明された勉強法などをご紹介しています。
勉強カテゴリー 他の『勉強カテゴリー』の記事を見に行く
本記事の参考文献はコチラ。
>>『脳が認める勉強法――「学習の科学」が明かす驚きの真実!』
以上
良い勉強法だと思ってたけど実は悪い勉強法だったもの【11選】
でした。
コメントを残す