大人アトピー完治した僕が行った食事療法|かゆみを改善する5つのポイント

さて今回は大人アトピーについてですがこのテーマはずっと前からどうしても書きたかったテーマであります。
というのは今こそ目立たなくなりましたが昔は自分もアトピーでした。
首は象の足みたいにガサガサでしたし全身はまるでゾンビのよう・・・

昔はありとあらゆることを試しました。
医者や薬を変えて違う治療を試したり
ダニのせいじゃないか?
食物アレルギーじゃないか?
と必死になって改善しようとしてました。

でも色々な皮膚科に行っても完治どころかなかなか症状は改善せず困り果てて自暴自棄になってましたね”(-“”-)”
大人アトピーで引きこもりがちになったこともありました。
治らない+ひきこもりでそうとう親にも迷惑をかけましたね・・・(ゴメンナサイ)

【自己紹介記事】ド底辺&ひきこもりが社会人読書家ブロガーになった話

ステロイドを試しても一時的には良くなるがまたすぐ再発してしまい
「いつまでこんな苦しみに耐えなきゃいけないのだろう」
と明かりが見えないトンネルの中にいるように感じる人もいると思います。

自分も経験したことがあるので大人アトピーの人の苦しみは良くわかります。

でも僕はこれからご紹介する食事療法と書籍を読んで大人アトピー完治をすることができました。
今回の記事はそんなあなたの苦しみが少しでも軽くなればと思い書こうと思いました。

患者が切に求めているのはステロイドなどのいわゆる対処療法ではなく
原因を根こそぎ取り除く「原因療法」なんですよね。

その原因を取り除くことに置いて大事になってくるのが『食事療法』です。

今回はそんな雑草のように無限に湧き出すかゆみを根っこから無くす為の
食事においての根本的な治し方をご紹介します。

大人アトピーを完治したいと願う人に僕がやった食事療法についてお届けしたいと思います。

大人アトピー完治した僕が行った食事療法|アトピーの原因を解説

大人アトピーとアレルギーの誤解

そもそも「大人アトピー」と「食物アレルギー」をごっちゃにしている人がいるのですが
それらは分けて考えましょう。

どういうことかというと大人アトピーと食物アレルギーは別物だからです。

食物アレルギーとは?

摂取した食物が原因となり免疫学的機序(体を守る働きを免疫と言います)を介してじん麻疹・湿疹・下痢・咳・ゼーゼーなどの症状が起こることを食物アレルギーといいます。アレルギーは「過敏症」と訳されますが免疫反応の一つでありわれわれの体にとっての異物を排出するための一つのメカニズムです。
<中略>
個人個人の免疫の反応の違いにより卵に対するlgE抗体を作るヒトもいれば牛乳に対してlgE抗体を作るヒトもいます。このことが卵のアレルギーを持つヒト、牛乳のアレルギーを持つヒトを決める要因の一つになるのです。

厚生労働省HPより抜粋

つまり食物アレルギーは個人が持っているIgE値に反応する食品を食べたときに免疫反応としてかゆみなど様々な症状が出るということです。

ここまでなら食べてはいけない物を食べなければ湿疹が出ないという話で済むのですが(もちろん食物アレルギーの方は大変だと思っています)
アトピー患者はIgE値が高くない食品を食べてもかゆくなったり湿疹ができたりします。

じゃあ「食べ物が原因じゃないのか?」というとそういう訳でもありません。
実は不必要な栄養を取りすぎているからという事が問題なのです。

だから正しい食事療法が大事なんです。

では大人アトピーが出る原因とはなんなのでしょう?
詳しく説明したいと思います。

アトピーのオーバーフローモデル

アトピーの症状は特定の食べ物やアレルギー反応によって起こるのではなく
「脂質」「タンパク質」「糖分」を摂り過ぎたときに湿疹として「溢れ出る」のです。
この考えを「オーバーフローモデル」といいます。

オーバーフローモデルとは

・湯船はその人の体格(大きい人は容量も大きいし子供は容量が小さい)

・湯船の中は様々な栄養素

・蛇口から出ている水は摂取する栄養素(たくさん食べれば蛇口からの栄養素も増える)

・排水溝は使い終わった、または使われなかった栄養素(排泄物、汗など)

・ポンプは日々の活動、運動、成長などに使われる

ここで注目してほしいのが湯船から溢れる水です。
湯船に入りきらなかった水は湯船から溢れてきますよね?

この溢れてくる事を「オーバーフロー」と言います。
オーバーフローすると栄養素が溢れ、湿疹として現れてくるのです。

これを念頭に置くと

・大人と子供で体格が違う人が同じものを食べても子供だけ湿疹が出る(湯船の大きさが違う)

・運動を始めたら症状が軽くなった(ポンプや排水溝から栄養素が使われた)

・部活を引退し受験に打ち込んだら湿疹が増えた(ポンプからの消費が減った)

などよく聞く話も納得がいきます。

※もちろん大人でも不必要な栄養素を過剰に摂取していたら子供でなくても湿疹がでます。

オーバーフローを引き起こす栄養素

タンパク質過剰摂取型

タンパク質は消化されるとアミノ酸になります。
アミノ酸を貯蔵する器官は無い為、腎臓で代謝され尿素や水になります。

タンパク質を過剰に摂取すると腎臓が疲弊し処理しきれなくなり
血液中のアミノ酸が増えてしまい、それがなんらかの形で血管から排出され皮膚、粘膜に湿疹が出来てしまうという事です。

これが耳で起きれば中耳炎、気管支で起きれば喘息、皮膚で起きればアトピーという事になります。

脂肪過剰摂取型

〇植物油の場合

植物油はリノール酸が含まれており構成成分にリノール酸が含まれる「セラミド」が皮膚の乾燥を防いでくれる働きがあります。

しかし高温での調理に使った植物油や時間が経過し酸化した植物油を過剰に摂取すると血中に酸化した油が入り込んでしまいます。
この酸化した油がかゆみを引き起こすのです。

摂るときは高温で調理した物(揚げ物など)は食べず、高温調理していない新鮮な油を摂る様にしてください。

〇動物性脂肪の場合

動物性脂肪は植物油で作ったカゴに包まれて血中を移動しなければいけない性質があります。

しかし動物性脂肪をたくさん摂り過ぎると植物油(特にリノール酸)が不足してしまいます。
リノール酸が不足すると皮膚、粘膜などが乾燥しかゆみや喘息が引き起こされてしまいます。

糖質過剰摂取型

糖質は体内で脂肪に変えられて脂肪細胞に蓄えられます。
これが過剰になると動物性脂肪過剰の症状が出ると言われています。

また、血糖値が上がり血中の粘度が増すと血行が悪くなったり血中に余った余分な糖質が変化して湿疹を作るのではないかと考えられています。

これがアトピーの正体

この様にアトピーは過剰に摂取された栄養が正規の方法(排泄物、汗)で処理できず皮膚から排出されるために起こる症状ではないかと考えられているのです。

子供のときは湿疹がひどかったけど大人になったら治まったという話は栄養を蓄える湯船の水の量が増えて水が溢れ出なくなってきたか、ニキビとして排出されたり肥満として蓄積されるなど体質の変化によるものなのです。

しかし大人でもアトピーで苦しんでいる人はいます。
原因は体質が変化しなかったり栄養素の過剰摂取が考えられます。

以下で具体的な大人アトピーを完治するための食事療法について解説していきます。

大人アトピー完治した僕が行った食事療法|かゆみを改善する5つのポイント

食事療法がどれだけ大事な事であるかをご紹介してきましたが
以下で僕が大人アトピーを完治するために気を付けたことをご紹介していきます。

動物性脂肪は控えよう

肉類、乳製品はなるべく食べないほうが良いです。
どうしてもという人は脂肪の少ない部位を選びましょう。
しかし、重症の人は一切摂らないほうが良いとされています。

注意して欲しいのはこの時代色んな食品にこの動物性脂肪が入っているという事です。
カレーやシチューのルーなどの加工食品にも牛脂豚脂が入っていますから加工食品は控えたほうが良いです。

新鮮な植物油を摂ろう

植物油に含まれるリノール酸は血中コレステロールを減らしたり肌の潤いを保つのに重要です。

一般的に種子系はリノール酸
海藻や野菜にはαーリノレン酸が多く含まれます。

これらはビタミンEなどの抗酸化物質も取ることが出来るので良く摂ることをオススメします。

魚は毎日摂ろう!

魚は良質なタンパク質の他優れた栄養素がたくさん入っています。
今まで肉だった食事を魚に変えてみる事で改善に向かうと思われます。

ただし、新鮮な物でないと酸化してしまっているので(青魚に特に多く含まれるEPAは酸化しやすい)
なるべく買ってきたら早めに食べるか冷凍しておきましょう。

心配な人は青魚以外から試してみるのも良いと思います。

食物繊維をしっかり!

食物繊維は難溶性、水溶性とあります。
どちらもアトピーにとっては大切なものになります。

〇難溶性食物繊維
便の量を増やし腸の動きを活発化します。
また、脂肪や有害物質を排出する役割もあります。
野菜類、穀類、大豆、小麦ふすまなど

 

〇水溶性食物繊維
糖やコレステロールの吸収を抑えたり便を柔らかくし滑りを良くする働きがあります。
便が固い人は不足しているのかもしれません。
果物、イモ類、こんにゃく、海藻類、野菜類など

加工食品は絶対NG

加工食品は動物性脂肪の他添加物などアトピーにとって害な物が多いので食べてはいけません。
冷凍食品、インスタント品、ファストフード、スナック菓子、ケーキなど。

関連記事|【食べる量を減らす編!】無理なく簡単にできる食事制限ダイエットの5つの食心理学

大人アトピー完治をする為に食べる物リスト公開【食事療法】

長々と解説してきましたが大人アトピーを完治するために食べる物をリスト化してみました。
食事療法をいうと難しく感じるかもしれませんが以下のリストの中から食べる物を選べばOKです。

台所に常備しておく物をまとめてみました。
「結局何食べたらいいのかわからん!」
と言う人は↓を参考にして下さい。
(表を印刷するか写メやスクショを撮って活用ください)

これらの材料を使った煮物、汁物、蒸し料理などを召し上がると良いと思います。
みりん、ごま油、サラダ油は入れすぎ注意です。


これらは注意してください。
どれもおいしいものですよね分かります。
自分もコロッケとかポテチとかめっちゃ大好きですから!

ただ、自分はこれらの食改善を行って普通の人と変わらないくらいに回復しています。

正直最初は食事が味気なくて「肉食いてー。」って思ってました。
ですがそれは意外とすぐに慣れます。慣れてしまえばこっちのもんです!

心身共にアトピーから解放されるのであればやってみる価値はあると思いますよ。

関連記事|悪い習慣なぜやめられない?1日1分から出来るやめたい習慣をやめて良い習慣を手に入れる近道とは?

まとめ

なんだか色々多すぎて良くわからなかったという人はこれだけでも覚えておきましょう!

・アトピーと食物アレルギーは違う。アトピーは過剰に不必要に摂取した栄養素がオーバーフローによって起こる。

 

・オーバーフローは「脂質」「タンパク質」「糖質」の過剰摂取で起きる。摂り過ぎ注意。

 

・その為、加工食品、動物性脂肪、糖類は控える。

 

・乾燥対策に高温調理、酸化していない植物油を摂ろう。

 

・良質なタンパク質である魚を毎日食べよう。食物繊維もしっかり摂ろう。

最後に

今回は食事に関係することを中心にお伝えしました。
しかしその他の「運動」「睡眠」などの生活習慣もアトピー改善にとってとても重要です。
これらと組み合わせる事で最大の成果を得る事が出来ます。

ただ、無理はしないでまずは近くの皮膚科の先生に診てもらって相談することをオススメします。

今回の参考文献

非常に良著です。

アトピーに苦しんでいる方、またその家族の方には是非手に取って頂きたい一冊です。
とても詳しく書いてありますので読んでみてはいかがでしょうか?

昔の自分のように自暴自棄になっている人もいるかもしませんが
治療は毎日少しずつでも食生活、その他の生活習慣を改善していく事から始まります。

そうすることでアトピーはやっつけられるのです!
がんばれとは言いません。毎日少しずつでもやってみてはいかがでしょうか?

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