読書は音読した方が良い3つの理由|本を声に出して読むメリットとは?

読書は音読した方が良い3つの理由|本を声に出して読むメリットとは?

なや美

読書するときは音読した方がいいってたまに聞くけど実際はどうなの?
なんで声に出して読むと良いの?

そんな疑問を解決します。

結論をいってしまうと読書するときは音読した方が良いです。
それはすでに科学的に証明されています。

「音読は子供がするもの」という認識の人も多いかと思いますが実は本来は大人こそやってもらいたい読書法なんです。

音読をすることで普通に読書しているだけでは得られない事が手に入りますし効率も飛躍的にアップします。

ダラダラ読書して時間だけが過ぎて結局何も身に付かず時間とお金だけが無駄になったみたいな状態になるのって嫌じゃないですか?
せっかくなら読書からたくさんの事を学びたいですよね。

そこで今回の記事ではこんな事を解説します。

  • 読書は音読したほうが良い3つの理由
  • 効率的に音読する具体的な方法

この記事を読めば1冊の本から自分の人生に役立つエッセンスを最大限に吸収できるようになる知識や方法が分かる様になります。

ぜひ最後まで読んでご自身の読書ライフを効率化したり最大化できるようになってくださいね。

読書は音読した方が良い3つの理由|本を声に出して読むメリットとは?

読書は音読した方が良い3つの理由|本を声に出して読むメリットとは?

結論から言うと読書するときに音読した方が良い理由は以下の通りです。

  • 音読することで正確な理解ができるようになる
  • 読書内容が心に残る様になり記憶力もアップ
  • コミュニケーション能力がアップする

読書を音読する事の大事さは実際に漫画家でありクイズ番組でインテリ系としても活躍中のやくみつるさんも認めているほどです。

やくみつるさんは読書の際に音読をする為に夫婦の寝室を別にしたというエピソードがあります。

そこまでするほど音読についての大事さが分かっているからこそクイズ番組でもあれだけの活躍ができているんですよね。

ではなぜそんなに音読が大事なのか詳しく解説していきます。

本の内容の正確な理解ができるようになる

本の内容の正確な理解ができるようになる

音読をすることで文章の正しい解釈や意味を理解することができる様になります。

音読をするということは『どこで区切るのか』『イントネーションはどんな感じか』の様に黙読では使わない要素が出てきます。

しっかりと意味を理解していないとなんとなく

なや美

あ、私は意味が分からずただ文字を追っているだけかも。

みたいな感覚になります。

このような感覚が自分で考えて本の内容を理解しようとするきっかけになってだんだんと意味が理解できるようになってくるんです。

学生の時に先生から「ハイ、教科書の何ページを○○さん読んでください。」みたいに振られることありましたよね。
先生に当てられるのが嫌で気配を消そうとした人もいるのではないでしょうか?笑

でもこの音読させる方法は実は文章の意味を正しく理解するための練習だったんです。

実際に東京大学先端科学技術研究センターの髙橋麻衣子氏も

音読の構音運動が理解を支える

と言っています。
ちょっと難しい言葉なので簡潔にいうと音読すると文章の理解を助けてくれるよという意味になりますね。

明らかに意味が分かって読む音読と、意味も分からずただ声に出しているのではハッキリ違いが分かります。

音読の上手い人は読書内容の理解力が高くなり、また理解力がつくと音読がスムーズにできるようになります。

ですから実際に音読してみて文章の意味を理解できるように繰り返し練習してみましょう。
そうすれば黙読するよりも深くその読書から学ぶ事ができる様になります。

記憶に定着し自分の心に残る

意味を正確に理解できる効果がある以外にも音読をすることによって記憶に定着し自分の心に刺さる様になります。

なぜかというと人間は五感を使えば使うほどそれがより記憶に残るようになるからです。

普通の読書であれば感覚は『目』しか使いません。
ですが音読をすることで『口』や『耳』も使う事になります。

ですからより記憶に定着して効率の良い読書が可能になるんです。

実際に小学生を対象にした実験で黙読や読み聞かせをした児童よりも、音読をしてもらった児童の方がより内容を理解していたという研究結果もあります。

参考pdf:なぜ人は音読をするのか

バズガイドさんに誘導されるがままに名所を回るのも良いですが
自分で名所について調べたり自力で歩いて回るなどの手間をかけたほうが思い出にも残りますし歩いた風景も思い浮かびますよね?

それと一緒で読書も手間をかけて読んだ方が忘れないのです。
その手間と言うのが『目』だけでなく『口』と『耳』を使った音読なんです。

よく「勉強は書いて覚えなさい」と言われたことがあるかもしれませんがそれと理屈は同じです。

関連記事 【事実】なぜ勉強は書いて覚える方が効率が良いのか?【科学的根拠あり】

コミュニケーション能力がアップする

また、音読をするとコミュニケーション能力もアップします。

これは音読をすることによって語彙力が上がって自分の気持ちや思たことを正確に伝えられるようになる能力がアップするからというだけでなく
読書による共感力が上がる効果を最大限に引き出す事ができるようになるからです。

今は1人で楽しめてしまう娯楽が増えてますよね。
そんな時こそ音読をすることで語彙力が上がったり共感力を高めたりしてコミュニケーション能力を磨くことができる様になります。

こんな時代だからこそ読書するときは音読をすることによって周りと1歩も2歩も差がつく人間になれるのかなと思っています。

また、東北大学加齢医学研究所の川島隆太先生による研究で
音読によってコミュニケーション能力を司る前頭前野が活性化されるのでコミュ力がアップする
といった研究もあります。

ですから音読をすれば友達作りや恋愛の達人になれるかもしれないですね。

読書の効率が上がる具体的な音読法

読書の効率が上がる具体的な音読法

なや美

読書するときは音読した方が良いっていうのは分かったけど
でも1から10まで声に出して読むのってしんどいよ。
何か良い方法はない?

という疑問もあるかと思いますので効率的に音読をする方法をご紹介していきます。

音読は重要箇所だけでOK

音読で本の全ての文字を追う必要はありません。
それだといくら時間があっても足りないですしそもそも体力も持たないですよね。

音読を実際にやってみると分かるのですが1時間もできれば御の字です。
正直30分でもツラいです。
なので音読は重要箇所だけにしましょう。

本と言うのは大まかに下の図の様な構成になっていることが多いです。
メインのテーマがあってそこから重要ポイントが枝分かれしているような感じです。

本の構成はメインのテーマがあってそこから重要ポイントが枝分かれしている

大事なのは音読する本から自分に役立つ情報を手に入れる事ですからその重要箇所だけ音読すればOKです。

音読は重要ポイントだけで良い

つまり本の美味しい所だけ音読で自分の物にして
それ以外の補足的な所は無視するか流し読みで済ませましょう。

  • 1回目の読書は重要箇所に印をつける。
  • 2回目の読書から音読する。

といった方法であれば効率的に音読ができるはずです。

本の重要ポイントの探し方は【重要】読書が遅いという悩みをシンプルに解決【1日1冊可能】という記事で詳しく解説しているのでコチラも見るとより理解が深まります。

音読するときの声の出し方

読書する時の声の出し方

声の出し方のポイントは『できるだけ速く正確にハッキリ音読する』という事です。

なぜかというとダラダラ音読するよりもシャキシャキ音読したほうが脳の血流が増加して活性化し読書に対して意識が向きやすくなり集中できるようになるからです。

深く集中出来ればそれだけ読書を音読することによって得られるメリットは大きくなりますからね。

最初は「なんか音読ってめんどくさいな」「なんかちょっと恥ずかしな」という変な気持ちがあるのは分かります。

ですがぶっちゃけすぐ慣れます。
慣れるどころかそのうち舞台役者になった気分に浸れたりするくらい音読が楽しくなります。
カラオケが最初は恥ずかしかったけど最後はめっちゃノリノリみたいな人がいるような感じです。

そもそも得られるメリットを考えればそんな音読の面倒さや恥ずかしさは小さなものです。

もちろん最初はゆっくりでOKですがぜひ『できるだけ速く正確にハッキリ音読する』という事を意識して読書してみて下さい。

毎日10分だけでも音読を心がける

川島教授によると、音読は10分~15分程で脳が活性化するとのことです。
なので毎日10分だけでも音読をしてみる事を意識しましょう。

オススメなのは朝起きてからの音読です。
朝起きてからすぐに音読することで脳が活性化されるので最高の1日のスタートになります。

その他にも朝に読書するメリットはたくさんあるので朝に読書する4つのメリット【朝に本を読まない理由が見当たらない】という記事を参考にすると理解がより深まります。

また、毎日少しだけでもやることで音読の習慣も身に付きます。
参考記事 習慣化を成功させる超絶シンプルな方法|科学的に徹底解説

まとめ|読書は音読した方が良い3つの理由

まとめ|読書は音読した方が良い3つの理由

本記事のポイントをざっくりまとめるとこんなかんじ。

  • 音読すれば読書の内容が良く理解できて記憶力も上がってコミュ力もあがる。
  • 重要箇所だけハキハキと音読すればOK。

カンタンでメリットも大きいのに誰もやらないならぶっちゃけチャンスでしかないです。
ぜひ普段の読書に音読を取り入れてみましょう。

音読こそ最強の読書法だった

そもそも「語り部」という人がいるように本来は声に出して語り継いで行くという能力を持っているのが人間です。

ですが現代人は情報をノートやスマホなど外に置く事に慣れてしまっています。

そしてそのノートやスマホすらコピー機で印刷したりコピペで済ませてしまったりなど情報に深く触れていないのが現代人です。

つまり現代人は昔の人に比べてラクをしているという事です。
ラクをしていては何も身に付きません。

実際にあのNintendoで何度もゲーム化されて話題になった『脳トレ』を監修している東北大学加齢医学研究所の川島隆太先生も

脳は楽させれば楽させるほど働かなくなる。だから楽をする道具というものはだめなんです。

と言っているほどです。

ですから読書をして頭に叩き込みたいのであれば楽をしてはいけません。
楽をせずに効率よく読書内容を理解し覚えるには音読が必要なんです。

ぜひ今日から読書の際には音読をして本からたくさんの事を学びましょう。

オススメ記事 『Kindle Unlimited』の感想&口コミ|年間200冊の読書家が解説

オススメ記事 【無料体験しよう】オーディオブック大手2社の徹底比較

本記事の参考文献

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です