あなたは優等生と聞いて何を思いますか?
優等生に憧れるという人もいれば気に入らないと思う人もいるかと思います。
でもそんな感情の中には『優等生って将来が明るくていいなぁ』という感情が入っているのではないでしょうか?
でもここで疑問や悩みが浮かんできます。
- 優等生って将来は本当に成功者になれるの?
- 優等生の将来ってどうなるの?
- 自分って優等生じゃないから将来が不安。
って思いませんか?
でも実は優等生が将来成功できるかと言えばそうではありません。
逆に優等生じゃない方が将来成功できる可能性すらあります。
だからあなたが優等生を羨んだり嫉妬する必要ってないんですよね。
言い方を変えればバカでもアホでもゴリラでも将来を悲観する必要はないんです。
そこで今回は科学的根拠を元に
- 優等生が成功できない理由
- 優等生じゃないあなたが将来成功者になる思考法
について解説していきます。
あなたの人生にお役立てください。
優等生が成功できない理由について解説していきます。
ボストン大学の研究者であるカレン・アーノルド氏は1980年代~1980年代にイリノイ州の高校を首席で卒業した81人のその後を追跡調査した結果
大学でも優秀な成績を収め、医者や弁護士やエンジニアなど社会的に評価されるような職業に就き恵まれた暮らしをしているという事が分かりました。
とはいえその分野の第一線で活躍したり人々に感銘を与えられるような人はまったくいませんでした。
なや美
でもなんでなの?
学校でナンバーワンだった優等生が社会ではナンバーワンになれない理由は2つあります。
- 1つは優等生は「規律」「真面目さ」「従順」を重んじる傾向がある事
- もう1つは学校がすべての科目で良い点を取る生徒を優秀と考えてしまう事
この2つです。
学校は言われたことをキチンとする能力を求められます。
- 意味の分からない校則も守れる
- 宿題もしっかり提出できる
- 授業中寝ない
- ハゲ頭の先生もいじらない
- 教師が求めている答えを書く
など「規律」「真面目さ」「従順」である事を求められます。
そしてそんな人に成績表で「5」という数字をプレゼントするんですね。
ですから優等生は「学ぶ事」よりも教師からの期待や評価を気にして「学校内のシステムの中に収まり良い点を取る事」を考えるんです。
つまり『個性よりも協調』という考え方になって行っちゃうんですね。
でも実際の社会はどうでしょう?
皆が通っている決められたルートを通っていれば確かに安泰です。
ですが成功とはその皆が通っているルートの外側にあります。
ですから「規律」「真面目さ」「従順」を重んじる優等生は安泰ではありますが成功できるかと言えばそうではないんですよね。
なや美
もう1つの理由として学校自体がすべての科目で良い点を取る生徒を優秀と判断する事です。
もちろん良い点を取ることは決して悪い事ではありません。
ですが全ての科目でまんべんなく良い点を取ろうとすることは逆に解釈すると1つの分野に特化して学ぶことが出来ないと捉える事もできます。
例えば優等生になりたかったら数学がすごく好きでもまったく興味のない歴史も勉強しなきゃいけないです。
ですから1つの分野に秀でる事は学校のシステムに順応しているととても難しいんです。
社会ではその人の特化した知識やスキルが評価されますから学校では優等生でも社会で優等生になれるかと言うとそうでもないんですよね。
なや美
②オール5を取ることを重視してしまうので社会で評価されるような1つの事に秀でる事は難しい。
だから優等生は安泰ではあるが成功という話になると簡単にはできないんです。
さらに追い打ちをかけるかの如く学校での成績と社会での成功は関係がない事が研究で明らかになっています。
実はハーバード大学のショーン・エイカー教授の研究で成功者の形ともいえる富豪たちの大学時代の成績は「中の上」程度であったことが分かっています。
なや美
理由としては学校で優秀とされる人たちは学校の求める回答をして高評価を貰い明確なルールに従っているからこそ優秀と判断されますが
人生や社会では定められた道筋が無くルールも法律以外はそれほどないですから優等生であったかそうでないかはあまり関係のない事なんです。
車でちゃんと法定速度を守っていれば安心で事故も起こさない代わりに
周りより先にゴールする事はできないですからね。
みんなと同じことしかしなければ結果もみんなと同じですが
みんなと違う事をすれば良くも悪くも結果も違ってくるんです。
これが優等生と成功者の違いです。
では優等生じゃなくても良いというのであれば社会で成功するためにはどのような人物になれば良いのでしょうか?
成功するために運を味方に付ける方法として米スタンフォード大学のジョン・D・クランボルツ教授は5つの指針を提唱しています。
- 好奇心を持って常に学習や探索をする
- 持続性を持って失敗しても諦めない心を持つ
- 楽観性を持って必ず上手くいくと思い込む
- 柔軟性を持ちこだわりを捨てる
- 冒険心を持ってリスクをとって行動する
これら5つの成功者の特徴を意識しましょう。
詳しくはコチラで解説しています。
成功する為に運を味方につける5つの行動指針|成功者の共通点とは?
こちらも科学的根拠のある必見の記事になっています。
でも自分は凡人だし才能なんて無いし成功なんてできないんじゃないかな?
と思うかもしれませんが大丈夫です。
実は世界最高のチェスのプレイヤーやプロのスポーツ選手が遺伝子的に特別に優れていると言ったデータってないんです。
ではなぜ遺伝子的に特別優れているものを持っていなくても世界のTOPになれるのかと言うと
世界でも活躍できるほどの質良い訓練と努力を積んできた結果として一つの分野に特化した才能が開花しているんです。
参考記事:成功するには才能と努力どちらが大事?科学で証明された9つのポイント
学校での優等生の様に全ての教科で高評価を得てルールや規律をしっかり守って行くのも尊敬すべき事です。
しかし成功するにはとある一つの分野に特化する必要があります。
ですからあなたが優等生じゃないからって悲観する必要はないんです。
成功したい分野に集中して取り組めばいずれ才能が開花するんです。
長所や才能を見つけて伸ばせるストレングスファインダーやってみた
ですから自分の伸ばしたい才能を見つけてそれに時間と労力をかけて育てていく事が成功者の道なんです。
なや美
今回は優等生であることが成功とは関係が無いというお話をしてきました。
結局のところ成功するのに大事なのは
他人や社会のモノサシで自分を判断する事ではなく、自分のモノサシで自分の判断基準を大事にする事です。
100人いれば考え方が100通りあるのは当たり前です。
でもなぜか100人いてもそのうち99人が同じ道を通るんですね。
だから優等生の様に規律や協調を重んじてみんなと同じことをしていたら同じ結果になるのは当たり前です。
自分のモノサシを持って自分で判断して行動する事。
これが成功者への第一歩なのかなと確信しています。
もちろん優等生が絶対に成功できないと言っているわけではないです。
でも単に規則や協調を重んじても学生時代のような成功を収めることはできないということなんです。
リスクを背負ったり他の99人がやらない事をやるのは大変なことですが
残りの1人になる事でそれが成功へと導いてくれるんです。
ぜひ成功したい人は既存の常識やルールから一歩飛び出して見ましょう。
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