みなさんは『吊り橋効果』という恋愛心理テクニックをご存知ですか?
これは恋愛テクニックとしてかなり有名なので知っている方も多いのではないでしょうか?
吊り橋効果とは
ドキドキハラハラするような体験を行った時、そのドキドキやハラハラが一緒にいる人の魅力のせいだと解釈され恋に落ちやすくする恋愛テクニックです。
この吊り橋効果を狙ってお化け屋敷へ行ったり心霊スポットへ肝試しに行ったりやホラー映画を見ようと検討している人もいるかもしれません。
でも実はこれ使える人と使えない人がいるんです。
しかも間違った使い方すると逆効果にさえなる事が実験で証明されてしまっています。
落としたい相手がいるのに逆効果になってしまうなんて絶対嫌ですよね?
そこで今回は実際の実験結果を元に吊り橋効果の留意点や欠点を解説
- 吊り橋効果をどの様な人が使えてどの様な人が使えないのか?
- 使えない人が効果的にイチャイチャ度を促進する別の方法
についてご紹介していきます。
吊り橋効果の留意点や欠点を参考に仲良くなりたい男性または女性がいる人はぜひお役立てください。
吊り橋効果とは「吊り橋を渡る」といったドキドキする様な状況に置かれた時に一緒にいる異性に対してそのドキドキが彼または彼女が魅力的だからドキドキしているんだと錯覚させて恋に落としやすくするといった恋愛テクニックです。
しかしこの吊り橋効果には留意点や欠点があります。
これはTVや恋愛本などで幾度となく紹介されているのでかなり有名なテクニックですが
実は有名でありすぎるが故に間違った解釈をしている人もいるのも事実です。
以下で『吊り橋効果』の本当の効果を実際の実験結果を元に解説します。
非常に残念ですが『吊り橋効果』はイケメンまたは美女が使ってこそ効果があるんです。
理由としては
人間には『情動の錯誤帰属』という性質があります。
これは周りの状況によって自分が感じる感情が変わってしまうという物です。
つまり自分の顔の魅力度という状況によって相手の受け取り方がまったく違う物になってしまうんです。
吊り橋効果で例えるなら
- ドキドキした経験→目の前にイケメンや美女がいる→自分は恋をしていると思う。
- ドキドキした経験→目の前にイケメンでも美女でもない人がいる→吊り橋が怖かったと思う。
この様に自分と一緒にいる人がいイケメンまたは美女なのかそうでないのかという『状況の違い』で人は簡単に判断が左右されてしまうんです。
だから『吊り橋効果』はイケメンまたは美女しか使えないという事なんです。
これがこの恋愛テクニックを使う時に気を付けておきたい留意点であり欠点になります。
これを裏付ける実際の研究がカナダのブリティッシュ・コロンビア大学のダットン教授とアロン教授の実験により分かっています。
吊り橋を一人で渡ってきた男性を対象に『美しい女性』が「大学の研究の被験者になって欲しい(吊り橋効果の実験とは別の)」と伝えその結果を知りたければ電話してくださいと電話番号を渡します。
その後電話がかかって来るかを調べました。
そして吊り橋で電話番号を渡した結果と比較するためにコンクリートの怖くない橋でも同様の実験を行いました。
その結果
- 吊り橋で「美しい女性」が電話番号を渡した場合18人中9人が電話をかけてきたのに対して
- コンクリートの橋で「美しい女性」が電話番号を渡した場合16人中2人しか電話がかかってきませんでした。
つまり、吊り橋効果は顔が整っている人が使えば効果があると証明されているんです。
逆に「美しくない女性」の場合、男性は吊り橋を渡ったドキドキをその女性に重ねる事はありません。
それを証明するのが以下の実験です。
男性の被験者にドキドキしていない時と意図的にドキドキする感情を作り出した2パターンで「美しい女性」と「美しくない女性」の自己紹介ビデオを見てもらいその後
- 「この女性とデートしたいですか?」
- 「この女性とキスをしたいですか?」
など女性の魅力度を測定する質問を行った所
- 美しい女性の場合ドキドキを意図的に作り出した後の方が魅力度が上がったのに対し
- ドキドキを意図的に作り出した後の美しくない女性の自己紹介ビデオを見た男性はその女性に対する魅力度が低下した。
というなんとも悲しい実験結果があります。
美しくない男性、女性の場合は逆効果にすらなってしまうという事です。
とはいえ
「じゃあ自分はイケメンや美女じゃないから吊り橋効果は使えないのか」
と思う事はありません。
実は誰でも吊り橋効果を使う方法があります。
結論から言うと「サスペンス映画」をカップルで見るとお互いのイチャイチャを促進することが出来ます。
もし自分がイケメンでも美女でもないと思う人は仲良くなりたい異性とサスペンス映画を見に行く事をおススメします。
サスペンス映画を見ることで「相手と一緒にいたい」という親和性が促進されて自分の魅力度に関わらず相手と親しくなれるという効果が期待できるからです。
これはイギリスの発達心理学者でありケンブリッジ大学発達精神病理学科教授のサイモン・バロン=コーエン教授による実験です。
サイモン・バロン=コーエン教授はカップルが映画を見始める前と後のお互いのボディタッチなどのイチャイチャ度を測定しました。
その結果
- ドキュメンタリー映画を見せたカップルにはイチャイチャ度の変化は無かったのに対して
- ドキドキハラハラするシーンや暴力シーンやヌードシーンなどがあるサスペンス映画を見てもらったカップルは次第にイチャイチャ度が増加していきました。
つまり
ぜひ今回ご紹介した吊り橋効果の留意点や欠点を理解した上でデートコースを組むときの参考にして頂けたらと思います。
そもそもデートする機会が無いよと言う人はコチラ。
赤の他人から恋愛関係になるまでの道筋を解説しています。
参考記事:友達から恋人に発展させる3つの方法【男女の友情から恋愛に進む秘訣】
ちなみに顔に自信の無い人がイケメンや美女に勝つことは全然可能です。
詳しくはこちら:【恋愛心理学】顔や見た目vs性格や内面!!どちらが重要か【衝撃的事実】
ぜひこちらの記事も参考にしてあなたの恋愛にお役立てください。
以上
【悲報】吊り橋効果はあなたには使えない?|留意点や欠点を徹底解説
でした。
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